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神の舌〜ゴッドタン

 先 日は18時から打ち合わせ予定だったので、そのままゴハンになるかもと思い、「ゴッドタン」の録画予約をしてでかけた。だが、その打ち合わせ中に配偶者からメールあり。「ひょとして私の鍵をまちがって持っていっていないよね?」・・早速調べてみると、げっ!その通りだった。あわてて電話したが「・・2時間さがしまわったわい!このクソ忙しいときに!車のキーがないから仕事にいけねぇじゃん!」と言われてブチっと電話を切られてしまった。こうなるともうゴハンどころではない!その後の打ち合わせはほとんど上の空・・・食事も断り、というか「・・そりゃ早う帰らんと・・ごっつうヤバイですねぇ」と皆、配偶者を知っている人ばかりだったので、同情される。

 あ わてて帰ってみると、家はもぬけのからだった。

 だが、おかげで、「ゴッドタン〜マジ歌選手権」をオンタイムで見ることができた。

 おぎやはぎ・・というより矢作の天才MCぶりが如何なく発揮されるこの番組が好きだ。とくに「絶叫の傑作集」と今回1年ぶりの特集となった「マジ歌選手権」は毎回録画してまで見ている。

 で 、今回も、顔が引きつるほど笑ってしまい、配偶者の怒りのことをしばし忘れることができた。「マジ歌選手権」は芸人本人が作詞・作曲・演奏・歌唱する歌を披露し、それを牛乳を口に含んだ芸人(6人)が最後まで吹き出さずに聞き通せれば最後まで演奏できるというもの。

 レ ギュラー歌唱者は、「バナナマン」日村、「東京03」の角田&マネージャー大竹、「L.A.コブラ」ことロバート秋山、森三中の大島&黒沢によるユニット「サービスブランド」、それに毎回、とんでもないコスチュームで登場する「劇団ひとり」といった「マジ歌シンガー」対して、聞き役は「バナナマン」設楽、「サンドウィッチマン」伊達、香取晋、「東京03」の豊本、飯塚それにゲスト「小倉優子」といった布陣。

 も ちろん、毎回、矢作が幕があいて登場してきた出場者に、絶妙のタイミング(この絶対時間が矢作の才能)とバランス(ボケなのかツッコミなのかわからない)の質問をするのだが、そのやりとりの時点で、ほぼ半数の聞き手側が牛乳を噴き出してしまう。2回チャンスがあるのだが、1回目は6人中4人が吹き出せば、そこで演奏中止になる。だからたいてい1周目では、演奏が始まるまでに4人が吹き出し、まったく演奏できずに終了することも多いのだが歌を聴くのが目的ではないから、それでぜんぜん構わない。というより毎回早々と牛乳を噴き出す「設楽」と「矢作」とマジ歌シンガーとのやりとりがダンゼンおかしい。

 と ころで今回、「自らの殻を破る」ということでニワトリのコスチュームで現れた「劇団ひとり」は完全にニワトリになりきり、矢作とのやりとりもすべて「ニワトリ語」でこなすというまさに、これまでの“殻”を打ち破った完璧な芸を披露してくれた・・結局、今回一番笑ったのは、2回とも全員が牛乳を吹き出したため、その歌は一瞬たりとも聴けなかったひとり君だった。

 テ レビ東京は、NHK、NHK教育についでみることの多いテレビ局だが、若手ひな壇芸人を配置するだけのお手軽番組の制作が多いメジャー在京キー局より、お笑い番組でも、他局を圧倒するパワーを発揮している。

 思 うにこれは、島田紳介やさんまなど高額ギャラのMCは制作費の都合上使えないビンボー局のケガの功名といったところだろう。

 それにしても今週「28時間テレビ」と銘打って島田紳介中心で放送したフジテレビ、いやでもザッピングいていれば見ることになるのだが、つくづくこの世代の芸人さん(紳介やさんま)の顔はもう見たくないなぁ、と思う。

 お ぎやはぎ、ブラマヨ、サンドウチッチマン等がレギュラーをつとめる「ゴッドタン」・・・今週放送できなかった部分(劇団ひとりの歌)は来週また放送されるそうだから、録画しなきゃ・・

 追 記

 実は番組終盤(劇団ひとりがニワトリの格好で登場した)頃、オニの形相で配偶者が帰宅したのだが、すぐに「ゴッドタン」を見始めゲラゲラ笑い転げたので、修羅場は回避できたのであった。

 ありがとう!ゴッドタン!


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