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カデミー授賞式での最大の収穫は、ジェフ・ブリッジスが主演男優賞をとったおかげで、その主演映画「クレイジー・ハート」が日本で公開されることである。
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=15&id=1134774
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本ではほとんど人気のないジェフ、いくら脇をコリン・ファレルやロバート・デュバルらが固めるといっても、落ちぶれたカントリーシンガーと女性ジャーナリストの物語では話が地味すぎる(僕にとっては面白すぎるけど)。しかも音楽映画だといっても、その音楽はカントリーだよ、と喧伝された日にゃぁ、カントリーアレルギーの激しい日本公開は所詮ムリだったかもしれない。
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が、一言でカントリーといっても、今のアメリカ中南西部では、昔の大甘カントリーやポップカントリーとはまるで違う、サザンロックやブルース、ルーツ、ロック、いろいろな要素が入り交じった、一言ではとても括りきれぬ、曰く言いがたい良質の音楽が若手からベテランにいたるまでまんべんなく、毎日、毎時間、毎分、毎秒、たくさん生まれ続けていることがこの映画と音楽で充分に理解できる筈(筈・・・というのはまだ聴いていないから)。
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そらくこの映画の音楽(写真左)を聴いたら「えっ!これがカントリー?」とのけぞるか「う〜〜〜ん!今までの俺はなにを聴いてきたのだ!」と髪の毛を掻きむしってそのまま昏倒するか、のどちらかの選択肢しかないであろう(想像でいうのはまだ聴いていないから)
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の映画の音楽担当クレジットは「T・ボーン・バーネット&スティーブン・ブルトン」とある。この強力コンビにライアン・インガムが加わっているのだ、一聴して卒倒しないわけがない。
だが残念なことに、スティーブンはこの制作途中でガンで逝ってしまった・・つまりスティーブンにとっては本作が遺作である。
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の映画についてネットを逍遥していたら以下のジェフのインタビューがあった。それによれば、ジェフ(写真右)は主人公のモデルに「スティーブン・ブルトン」(写真下)をイメージしていたとあるではないか!しかもスティーブンやT・ボーン・バーネットやクリス・クリストファーソンらと、30年前の映画「天国の門」(未見)で一緒に仕事をしたことがこの映画の音楽作りに役立ったと言っている・・・う〜〜ん、「30年のときを経て」か!・・・スティーブンはその制作開始にギリギリ間にあったが、その肉体は最後までは持たなかった、ということなんだね・・・・・・
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=15&id=1134774
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・・落ちぶれたシンガーと女性ジャーナリストとの物語を描いた本作。俳優としてだけでなく、ミュージシャンとしても活躍するジェフは
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クリス・クリストファーソンのバンドで活躍していたスティーヴン・ブルートンをモデルにしたよ。彼とは映画『天国の門』のセットで、歌手のTボーン・バーネットやクリス・クリストファーソンたちと共に出会ったことがあるんだ」
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役づくりについて語る。
その映画『天国の門』のセットで
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クリストファーソンが連れてきたバンドのメンバーたちは、それぞれ小さな役を映画内で与えられ、その撮影6か月間、撮影が終わると毎日のように彼らと歌ったり、演奏していたりしたんだ。あれから30年、あのときの演奏がこの役のためのいい練習になったと思う」
と回想する。
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の映画、まだ見てもいないのに、いろんな思いで今にも涙が出そうだ。
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