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生まれて初めてドラム・マガジンを買うの巻 |
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![]() 「ギターマガジン」でさえ過去2回の購入歴しかない。一度目は「大村憲司デビュー25周年記念インタビュー」、2度目は「大村憲司 追悼号」 楽器が弾けないのだから当たり前と言えば当たり前だが。 |
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![]() 「ジェイ・ベルローズ」は、今回のグラミー大賞「ロバート・プラント、アリソン・クラウス/レイジング・サンド」のドラマーであり、矢野顕子の「「akiko」のドラマーでもある、目下のところマイフェバリットドラマーなのだ。これも何かのお導きであろう!これは皮がネバネバ!買わねば!である。「スルーしろよ!」「ウィッ!」(@オードリー) |
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![]() 音楽はいたるところにある 楽器なんてなくても音楽は作れるんだ |
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Tボーン・バーネットが誘ってくれたんだ。彼とはよく仕事をしていて、プロジェクトを一緒に手がけたことも何度もあるからね。Tボーン・バーネットは30年来の矢野顕子ファンで、ずっと彼女とレコーディングすることに憧れていたらしい。それがついに実現したというわけさ。 |
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やっぱり、その話は本当だったんだ!Tボーンの社交辞令じゃないのかしら?とチラリ思ったことを愧じいる。 |
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もともとそれが僕の考え方であり、叩き方なんだよね。そもそもグルーブって、きちっとしたものではないというか、枠にハマったものではないわけで、タイムは息遣いや流れに従ってどんどん変化して当然だと思っているんだ。やっぱり人間ってそれぞれに体内時計があって、それに従って動くものでしょ。そしてミュージシャン同士のケミストリーが働いていれば自然と同じタイミングで盛り上がれるんだ。そのタイミングを僕が指図するようなことはしたくない。ガチガチに型を決めて、みんなのお荷物になったりしたくはないんだ。“ドッカン、ドッカン”よりは“フワフワフワ〜”っと漂っていきたいんだよね(笑) |
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ふわふわふわ〜か!・・・ わっかるなぁ 漂っていきたいんだよね〜〜わっかるなぁ |
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ものすごくいろんなやり方で出来上がっていくよ。でも、まずは曲を一度聴いてから取りかかることが多いかな。その点、Tボーン・バーネットとレコーディングすると、かなりスピーディに進むね。コントロールルームにいる彼は、まさに「バロメーター」だからさ。細かい事は言わない人なんだけど、彼が「イエス」と一声言えば、何も変えずに信じてそのままでいいんだとわかる。それでいて、サウンドというか音色は、各プレイヤーに任せてくれるんだ。で、僕の場合、たいてい基本的なアイデアは持っているんだけれど、曲の新たな面が見えてくるにつれて、それまでの考え方がしっくりこなくなって、そのつど変えたりはする。・・・<中略>・・・・それに環境によっても変わるよね。・・・例えばキンキンしすぎていたりバランスが悪ければ、タオルをドラムに被せるだの、テープを巻くだのという具合にね。 とくに他にフィーチャーされている楽器との相性は意識するね。例えばマーク・リーボウがバンジョーでも弾いていれば、バンジョーとうまくブレンドするサウンドは何かなと考えてみたりする。そういうのなんかは、ちょうどオーケストラで作曲するような感覚に似ているよね。いろんな楽器が集まって、全体でどんなブレンドになるかを考えるから。 |
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そっか、ジェイのドラムを聴いていると、いつもオーケストラの太鼓をイメージするのはそういう背景があるからなんだね。なっとく! |
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リズムやグルーブも好きだよ。ドラムを叩きたいと思うようになったのが5才の頃だったんだ。兄貴がドラマーでね。ところが自分専用のドラムを持っていなかったんで、家にあるものを適当に叩いていた。母親のキッチン用品とか空き箱とかさ。子供ってそうでしょ。そうしているうちに音色というものをすごく意識するようになったんだよね。それ以来、ずーっとサウンドに惹かれているよ。 それに。音楽ってそこらじゅうに転がっているんだ。ドラム・セットだけじゃないよ。ドラム・セットの音がかえってしっくりこなくって、段ボール箱を叩いた音の方が曲にあうときすらある。そうやって音楽はいたるところにあるということを幼いときに学んだんだ。楽器なんかなくても音楽は作れるんだとね。トーンやサウンドが合わさって醸し出すものに惹かれるんだ。 そもそも、一口にリズムやグルーブと言っても色々あるど、リズムやグルーブがひっきりなしにアタマでうちつけるのもどうかと思うんだよね。例えばラジオで流れるような曲って、すごくハードなのが多いような気がするんだ。“ガンガンガン!”ってね。あれじゃ、色気が半減するよね。初期のR&Bやブルースなんて、素晴らしい感性に溢れていたじゃない。ゆったりとしたフィーリング、リラックスしたグルーブがあるんだ。ビートだって今のものみたいに緊迫感バリバリじゃなくて、もっと余裕があったよね。 |
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後半部分は、先の日記「オバマとグラミー」で引用済みだが、ホント言えてるね、今の時代が希求するリズムとテンポが何であるのかを! |
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いやぁ、あまりにも長いことこの調子でやってきているんで。もうすっかり馴染んじゃったな。というか本当にいろいろな種類の音楽が好きだしね。クラシック、ジャズ、ワールドミュージック・・・ソウルミュージックと呼べるものは何でも好きだ。ちなみに、ソウルミュージックは、何もアメリカ南部からきているものばかりじゃないよ。顕子の音楽だってソウルミュージックだ。しっかりと「魂」に触れている。とにかく自分に中にずっとあった感覚だから・・・ごく自然にやっているね。 大学を辞めた理由に話を戻すと、大学で確かに知識は豊富に身につけたけど、人生経験が足りないと感じたんだよね。そして、音楽とは自分が実際に世の中に出て行って、自分を生かしていくものが何なのかを目の当たりにして初めて良くなっていくものだと気づいたんだ。ちょうど語学に似ているよね。基礎や文法を機械的に学ぶのも大切だけど、結局は生身の人間と腰を据えてコミュニケーションをとってみて初めて、機械的ではない自然なコミュニケーションや表現が身につくじゃない。 そりゃ大学を辞めた頃は、アパート代はかさむし、ギグは入らないしで生活は大変だったよ。だけどそれこそが現実なんだ。そのリアルな体験のおかげでキャンパスの外にいるという実感がやっと湧いてきた。ちょうど外国語がいよいよ自分のものになっていって、自然に口から心から出てくるようになるかのように自分の魂が表出してきたんだよね。 |
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それは高校時代だ。素晴らしいバンド・ディレクターに恵まれたんだ。・・・<中略>・・・彼女が若い分熱血でさ。僕が音楽に真剣に取り組んでいるのを理解してくれたんだ。そして「愛の鞭」が始まった。オーケストラの音楽をとことん叩き込まれたよ。マレットとか、ティンパニーとか、譜面の読み方をね。それまでの僕は独学で音楽を見につけていたから譜面が読めなかったんだ。小さい頃から耳で聴いたものをそのまま弾けていたから、必要なかったんだよね。でも、そういうものも全部、先生が教えてくれた。それに、自分じゃ聴かなかったような音楽をたくさん紹介してくれたんだ。クラシックとかもっとオーケストレイトされたものをね。パーカッションのアンサンブルも書かされもした。その過程でいろいろな音色に会わせてオーケストレイトすることを学んだんだ。それが今に至る土台にもなっているね。 |
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昔から魅力を感じていたんだ。そもそもは兄貴がビッグ・バンドの音楽にはまっていてね。兄貴が聴いているものは何でも興味をもった。ジーン・クルーパーとか、デューク・エリントンとかさ。そういう人達のドラミングって、よりオーケストラルだったというのかな。1920年代から40年代にかけてのドラム・セットを見るとわかるけど、まわりにゴングやウッドブロックやら、いろんな効果音を出す打楽器がセットされている。そういうものに僕はものすごく影響されたんだ。 ここでさっきの話に戻るけど、そういう打楽器が担う役目というのは、必ずしも“リズムをとること”ばかりではない。音楽に色を添える、絵画的な役割を担っているんだ。そういう点が、僕にはたまらなくインパクトがあったな。ドラムって、一般的に思われているよりはるかに可能性があると思っているんだよね。 |
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彼のドラムが多彩な音色を作り出すのはそういう秘密があったからだんだね。 |
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![]() そして、この一連のジョー・ヘンリーの音楽活動を一手に引き受けている感が有るのが、ドラムのジェイ・ベルローズとベースのデーヴィッド・ピルチのリズム隊である。ジェイとデーヴィッドと言えば、そう「マデリン・ペルー」の「ハーフ・ザ・パーフェクト」のコンビではないか!その時も思ったが、ジェイのドラムはスティックよりマレットを多用し、実に豊かな音色を感じさせてくれる。ドラムはリズム楽器とばかり思っていたが、まるで荘厳なゴシック建築の巨大な伽藍の中を吹き抜ける風のように色彩豊かな音色楽器だったのである。そしてジョー・ヘンリーが設計したその巨大伽藍の「ベース」メントをデヴィッド・ピルチが支える構図となっている。 きくところによると、ジェイは太鼓の皮の上に更に別のケモノの皮をかぶせて叩くとか、和太鼓をドラムセットに組み入れたり、戦前のライブハウスに捨てられていた太鼓をレストアして使用するんだそうである。そうだよなぁ、何もドラムセットはこうでなければならぬ、なんてことは何もないんだもんな。誠に自由で、その皮鳴りが、聴く者の心に実によく「響く」ドラムである。 |
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見事でしょ。自宅にはこういうドラム・セットが山ほどあるんだ。マーチング・バス・ドラムもいくつかあるしね。写真はスリンガーランド製のドラム・セットなんだけど、「ローリング・ボンバー」という1943年か44年あたりのものだな。第二次大戦中のもので、この頃はドラムに使用できる金属の量が法律で制限されてたんだよね。写真だとわかりにくいけど、ラグとかハードウェアが全部ローズウッドでできているんだ。フープもローズウッド、ストレイナーまでローズウッド製だよ。金属を使っているパーツといえば、スクリュー(ねじ)くらいさ。おかげで音色がすごく温かくて豊かなんだ。ほとんど木でできているんだから当然だよね。そんなドラムだよ。 他には1900年代から20年代くらいまでに作られたドラムも持っているし、南北戦争時代のドラムまであるよ。ロープ締めのスネアで骨董品だよね。とにかくドラムのコレクションのおかげですっかり考えが変わったね。例えば、古いヘッドやハードウェアを自分に合わせてモダンに変えるんじゃなく、楽器に自分を変えてもらっているんだ。(笑) |
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なるほどなぁ、「akiko」で聴かれる音色がすごく温かくて豊かなのは、戦前の金属制限があった頃、しかたなく木で作られたドラムだったからなんだ。皮肉だがこういう短所を自らの武器に変えるなんてカッコいいなぁ。それにこの発言は、以前に紹介したTボーン・バーネットの下記のインタビューに見事に呼応している! |
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TBB 「何年間も実験を重ねてきた結果だね。幾つかのシンプルな原理に基づいているんだ。音というものはすべて、反射しているんだよ。なので、スタジオの中にある物体の表面は、レコーディングにおいてとても重要だ。それが音の本質とも言える。だから、スタジオの中では絶対にプラスティック製のものは使わない。」 |
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TBB 「そう。例えば、プラスティックのドラム・ヘッドを使わず、子牛の皮のヘッドを使っている。あと、床や壁の表面も重要なんだ。音を反射するからね。ほかにも、スタジオに置かれているものの形によって、音の反射が変わる。こういった要素が重要なんだ。スタジオにはプラスティックの楽器ケースも置かない。そういうものがあると、音の反射も良くないし、形も良くない。私がこういうことを話していると、頭がおかしい人に聞こえるんだろうね(笑い)」 |
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いえいえいTBBさん!あなたのこのコメントは何度読み返しても、感銘を受けますよ! |
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“ミステリアス”なものが好きだから。今夜ライブで使ったドラム・セットは、普段と比べたらまだパーツが多い方だけど、いつもはバス・ドラム、スネア、ライド、タムだけでプレイしている。ところが実はヘッドとかに何かをつけていたりするんだよ。するといろいろな音色を演出できる。そうやって見た目はシンプルなのに聴こえてくる音は複雑で、その音がどこから来ているのかが謎、というのが大好きなんだね。ミステリアスというのはそういうこと。たまにライブのあとでループを使っていたのかと聴かれたりするよ。でもそんなの絶対無理。苦手だから。(笑) |
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とにかく楽しいこと!それって最高じゃない。おまけに運動になるしね。みんなストレス発散のために、わざわざジムに通ったりするけど、僕にはそんなのいらないんだよ。楽しいし、運動になるから、心も身体も満たされるし、自分を解放できる。ドラムが日常のストレスをほぐしてくれるんだ。だって、ものを叩いて、しかもそれが喜ばれるんだよ。それがドラムの醍醐味だ。 |
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![]() グラミーのパーフォマンスでもそのドラミングは際立っていた。 |
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