前のページへ 次のページへ 「エートス」こいて、もぉ〜!トップへ Net-Sproutトップへ
ワインハウスにジーナ・ガーションが!

 「 マイ・ブルーベリー・ナイツ」のサントラを聴いて、15年前の映画「無伴奏〜シャコンヌ」を思い出した顛末はさきの日記に書いたが、3月末WOW!WOW!で放送された「エイミー・ワインハウス」(もちろん写真真ん中)のロンドンライブ(録画しておいた)を見ていたら、今度はある女優を思いだした。だが顔は思い浮かぶ(写真左)んだけど、名前がまったく出てこない!(ま、いつものことだけど)

 ほ ら、あの、レズの二人組(写真右)がマフィアの金を奪う!、あれよ!あれ、あれ!えーっと、すっげぇ、ドキドキする、あの映画だよぉ〜〜〜(なんか、「にしおかすみこ」みたいだな)

そこで、「映画 レズ マフィア サスペンス」と打ち込んでキーワード検索・・・すると・・・出、出ました〜〜(でましたたつろう)「バウンド」!それだぁ〜〜

 で 、あの女優の名前は???「ジーナ・ガーション」!そっ!そう!それ!その「ガ〜チョ〜ン」よ!

 だが監督の名前を見てびっくり!なんと「ウォシャウスキー兄弟」とあるではないか!ひゃぁ、この映画!あの「マトリックス」の監督デビュー作品だったんだ・・・知らんかったっとってん、ちんとんしゃんである。(知らない人はスルーしちくれ)おもろいはずだわ。

 直 ちにアマゾンの密林に潜入・・・だが、今回もDVDは中古で5000円から!仕方ない、こういうのは、お告げであるから、吉兆は、即受肉化するが吉、である。

 これまた10年ぶりに鑑賞!

 やっぱ、ドキドキするなぁ、これ!予算は「マトリックス」の百分の一以下(たぶん)、もちろんCGなどない。でも面白さは、マトリクスの100倍・・・は大げさだけど、ちっとも負けてない。

 あ らためて、ジーナはエイミーに似てるな、と思う。役柄上、ジーナもタトゥ、入れまくってるし、アヒルのような唇がなんともチャーミングぐぅ〜〜〜
なとこもおんなじ。

 それと、ジーナとレズリながら、マフィアの金を奪う、ジェニファー・ティリー(上写真の左)の舌足らずでコケティッシュなしゃべり方が、田舎の情婦風情にぴったりで「オニうける〜〜」(きのう、メントレGで「にしおかすみこ」と「柳原加奈子」と「エド・はるみ」を見たせいだなこりゃ。エドさんはどこがおもしろいの?と思っていたが、使ってみたらけっこうイケます。柳原女史は天才な上にオニかわゆす)

 そして、この二人に翻弄されるマフィア「シーザー」を演じる「ジョー・パントリアーノ」の完全にイッチャッタ演技がぐぅ〜〜〜。

 相 棒には裏切られても自らは決して裏切らないプライド高い盗みのプロ「コーキー」(ジーナ)は頭脳を、とにかく金と自由をどん欲に求めるヴァイオレット(ジェニファー)はとことん色仕掛けで、それぞれ死力と秘術を尽くしてマフィアの金200万ドルを騙し取ろうとする。

 2 人の筋書き通りにいったかと思いきや、話はとんでもない方向に展開しはじめる。まさか、ここでマフィアの大親分を殺したりしないよな・・・と思っていると、ズド〜ン!ウ、ウッソー!それじゃ警察きてバレるじゃん、部屋の壁薄いんだから!と思っていると案の定、通報を受けて警察が!だからいわんこっちゃない!だがとっさの機転でやりすごし、やれやれと思っていると、警官が”トイレを貸してくれ”、な、なんてことを言うんだ、マッポの手先!トイレには死体が三つもころがってるっちゅうに。そして薄い壁一つをつなぐ電話線(それはコーキーとヴァイオレットをつなぐ唯一の絆)が、皮肉にもその薄さによって二人のトリックをばらしてしまう。絶体絶命!それを辛うじてかわすと今度は・・・なぁ〜んて最後の最後まで心臓ドキドキの、ヒネリが効きまくったヒリヒリするような絶妙のストーリー、血圧上がりまくり、心拍数上がりっ放しの1時間50分。

 だ が映像も、銃口をドアップから引きで映したり、真上からのカメラワークで二つの部屋を挟んで二人の絆を確認するシーンなど、斬新な映像が多い。そういえば、冒頭すぐのコーキーが配管を直すシーンは、まんまマトリックスと同じく鉄サビと鎖と人の手による崩壊する近未来的世界の描写と同じである。1997年の制作だが、あの実験的映像映画「マトリクス」の実験的映像がすでにここで見られる。

 そ して拷問シーンがめちゃ痛い!レズシーンはもろエロい!

 ジーナ・ガーション、ジェニファー・ティリーはもちろんのこと、どの役者さんも、完全にいきまくった演技を見せてくれている・・・・ていうか、登場人物全員、完全にイカレてるけど、オニいかしてる!


前のページへ 次のページへ 「エートス」こいて、もぉ〜!トップへ Net-Sproutトップへ