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砂漠に蒼きブルースが吹き荒れる〜ティナリウェンの新作に紅葉す!![]() | ||
![]() ルシンダ・ウィリアムスの「ウェスト」を買った時、渋谷タワーレコードの「カントリー・ブルースコーナー」の試聴機に入っていた一枚。5秒程試聴し、速攻で購入。 家にかえって聴き始めてすぐ「あれっっっぇ・・これ聴いたことある、というかおととしライブ見てるじゃん、おれ!」 |
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![]() イベンターの友人「H川」と目黒川のほとりでバッタリ! 「M山さん!M山さんにピッタリのライブがあるからさぁ、チケットただでいいから行かない?」と言われた。 「えっ!どんなん?」 「う〜〜ん、とね、コピーは「砂漠のブルースが吹き荒れる!」っていうんだけどさぁ・・」 「ギャハハハハ」 そんなステキなキャッチコピーを聞いてライブに行かない人がいればお目にかかりたいもんだ、と思ったがそんな人だらけであったらしく、その日の渋谷アックスに観客は100人もいなかったのである。もっともだからタダだったんだけどネ。 |
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![]() 「アフリカのマリ共和国というところのバンドなんだけどね。それまで沙漠で拾った動物の骨や木を叩いたりして踊ったり歌ったりしてたアフリカ人が、いきなり西洋人からエレキアンプとギターを貰って狂喜乱舞、まるで初めて砂糖を舐めた未開民族があまりの甘さにいつもより高くジャンプしたかのような、そんな音楽・・」 「ギャハハハハハ」 まったくよくはわからんが、そんなオモロイたとえ話をされてライブを見に行かない人がいたらお目にかかり・・・それもう言ったか! |
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![]() 赤、黄色、黒、それに青の布を身体と顔にターバンのように巻き付けている。砂漠の自由人と呼ばれている(らしい)「トゥアレグ」族の正装だそうだが、なんともカッコいい! 映画「アラビアのロレンス」におけるオマー・シャリフ演じるところのアラブ戦士“マリ”の衣裳といえばおわかりいただけるであろうか・・色とりどりのオマー・シャリフが舞台の上でエレキ・ギター(二、三人いたな)を弾くのである。それに地を這うベースと、大地と直列したかのようなパーカッションが、これまで体験したことのないグルーブを叩き出す。オマー・シャリフだらけの舞台を見てコーフンしないヒトがいればお目にかか・・・・! |
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![]() だが、このCDは最初から最後まで息を抜けるところがない、一瞬たりとも緩みがない。聞き終わるときには汗ビッショリになっていた。 そして実はギターの咆哮の奥からこえてくるのは、なんとも言えない哀しみの音楽「ブルース」である。 |
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![]() 「ブルースコードで弾かれる音楽がブルースであるわけではない」 「誰も悪くないのに、悲劇はおこる・・・まともな人間ならその原因を追及しないわけにいかず、考え続ける・・だがいくら考えてもそこには正解もなければ、正しいものと、悪いものとを区別する基準すら何もない・・そのことをひたすら自分に言い聞かせるだけ・・だからだれのココロにもブルースは存在する・・・それをギターで表現したとき、その人がブルースギタリストと呼ばれるのである。」 |
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![]() 『木々を愛で虫と語り風をまねく鳥の人。 その者青き衣をまといて金色の野に降りたつべし。 失われた大地との絆を結ばん。』〜from「風の谷のナウシカ」コミック版 |
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![]() そして最後に、このCDを「ワールドミュージック」にカテゴライズせず、「ブルース・カントリー」にカテゴライズしてくれた渋谷タワーレコードの仕入れ担当員の眼力に感謝する!アリガトね! |
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