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少子化問題、地球温暖化（都市のヒートアイランド現象）、
再販制度の一挙三得法：前編／ぶらきぼう

て、少子化問題の本質はなんだろう。よく言われるのは、労働生産力の低下である。しかし、昭和初期の日本の総人口が６０００万人と現在の２分の１であったことや、今のイギリスの総人口が同じく６０００万人であること、またなにより戦後のめざましい科学技術の発達による労働効率のアップを考えると第一次産業への直接労働人口の減少以外は、数字がもたらすイメージほどの打撃はないだろう。
	っとも、恐れるのは、国内の消費市場の縮小。もしかりに日本の人口が昭和初期なみの６０００万になれば単純に、市場は２分の１になる。でも、「わっ！そりゃたいへんだ！」といって、人口をいまのレベルにしゃにむに維持するべきなのか？確かにＧＮＰは２分の一になるかも知れないが、その時は人口だって二分の一なんだから同じじゃん。 　そうではなくて、人口が減ってもそのとき日本でくらしているひとが幸せである方法を考えるべきだろう、なーんて簡単に言ってしまったが、果たしてそれはあるのだろうか？それが問題だ。しかし、ま、人口の減り具合がこのままだとして、６０００万になるのは西暦２０８０年らしいので、あと８０年ある。この２，３年くらいこの問題を検討する時間はあるだろう。甘いかな？
ころで、僕（１９５２年生まれ）が小学生のころでさえ、一学年のクラス数は６，７クラスくらいで、多いところは８組なんてところもあった。その前のいわゆる団塊の世代になると９組、１０組なんて学校もザラで、当時「マンモス学校」「マンモス学級」なんて変な呼び方もあったくらいだ。 　しかし、最近田舎に帰って、母達の話をきいて驚くのは、どの小学校も１学年のクラス数が２，３組に激減しているということである。僕らの小さいころのなんと３分の一です。このあいだ田舎に帰ったとき、久しぶりに卒業した小学校に行ってみました。
	ちろん僕らがいた教室も図書館も体育館もすべて建てかわり、立派になってました。校庭もコンクリートになってて、昔のようにクギをふんでケガするなんて心配もご無用。でも熱かったな、コンクリートの校庭は。生徒たちは足を痛めないの？テニスだって正式な試合はクレイか芝だろうに。ちゃんと研究してコンクリート化したのだろうか。問題ないというのなら東京ドームはなぜコンクリートにしないの？人口芝でしょ。小学校の校庭ではサッカーも野球もしないことになってるわけ？ 　そして、なにより生徒の数が少なかった。母の話では、運動会といっても、僕らの頃よりうんと規模が小さく、大運動会というより小運動会だとのこと。むべなるかな。
ころで今年の東京の夏も暑かった。年々暑さの度合いが増していると感じているのは僕だけではあるまい。温暖化は世界的問題となっていて、遅まきながら、東京のビルの屋上緑化促進運動なんてのが始まっているらしい。だが時間もかかるし、私有地であるビルの屋上を緑化するのに公共事業費を投入できるわけもない。
	こで、まず少子化で生徒が少なくなった小・中学校の校庭を生徒達の手によって芝生化する。コンクリートをはがすのはムリだが、芝生を貼るのは子どもでもできるだろう。自分たちの手で自然を取り戻す喜び。お仕着せのボランティアよりよっぽど、楽しく、実利がある。なにより裸足で走り回れる喜びなんて最近めったにないし。 　運動会での父兄参加競技も全員裸足！なんてことにすれば大人だってイヤイヤどころかキャーキャー言って喜んで走り回りますよ。芝生のメンテナンスももちろん生徒の仕事。メンテなんて、いってみればガーデニングだ。緑を大切にする習慣をもった子も今より増えるだろう。ん、今んところいいことだらけだ。
、やはり学校の数は多い。そこで、３つほどの学校を一つにまとめる。どこを閉鎖してどこを残すのか、大モメにもめるだろう。だが、やる！（そこのプロセスは今日は踏み込まない・・なぜならスクールバスを走らせるくらいしかアイデアないから、ごめん） 　で、あまった二つの学校をどうするのか。ここからは僕の個人的趣味がはいるので、個人の趣味を公共に役立つ提案にかえていきます。
	えられるのは三つ。一つは、ビオトープ。二つ目は図書館、最後はライブハウス（小規模コンサート会場）です。 　ビオトープは公園でもかまわないのですが、日本の公園は、小規模ゼネコン救済型が多いので「公園学」なる学問すらある欧米型にくらべて圧倒的に「来ることを拒否する」スペースになってます。みなさんの町にときどき、突然あらわれる、日当たりの悪い、申し訳程度のブランコとかがある小さな公園。あれです。ふらっと行く気がおきますか？まるでリストラにあったお父さんがうなだれて座るくらいしかあのブランコ使えないよぉ。そんな気が休まらない陰気くさい公園作るんだったら、学校一つ分、丸ごとビオトープにして小さい生き物の連鎖が体験できる広場のほうがよっぽどいいでしょう。
下、後編へと続く...

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