チャン隊長： ディスクがロードできませんでした。おそらくディスクに貼ってあるラベルのせいではないかと思います。

Ohji： CDプレイヤーやDVDプレイヤーではCDを認識しませんでした。PCでもタイトルは見えるものの、音のファイルとして認識してくれません。デモテープは発送する前にチェックするようにしてください。

チャン隊長： ちょっとフォークロックな匂いを感じますね。ラブソング一辺倒っていうのがすごい。

Ohji： デモテープには厳選した力作を2〜3曲、多くて4曲ぐらいが適当です。リリースすれば売れる時代ならともかく、こんなにCDが売れない時に、貴重な時間を費やして興味のない楽曲を5曲以上聞くディレクターはいないでしょう。また、一曲ごとにユニークな後味を提供できるように配慮して楽曲を制作してください。送付してもらったCDに収録された楽曲はどれも曲が終わるとどんなメロディだったかを忘れているような楽曲でした。

チャン隊長： なかなか音楽の引き出しが多くて楽しめました。よく出来ています。

Ohji： 随所に工夫があり、かなりおもしろいです。

チャン隊長： まだまだ成長途中ですが、１曲目の感じはいいですね。歌詞もよくできていると思います。２曲目のイントロはわざとなのかな。う〜ん、たぶんそうでしょう。ちょっとやり過ぎかな？

Ohji： 歌はこれから練習するとして、活動形態はバンドの方が合うと思います。打ち込みでライブやるから見に来てと誘われた場合、3曲目の感じですと、時間があっても行かないでしょう。

チャン隊長： 歌詞がちょっと普通すぎると思います。音的にはもっと勉強しましょう。

Ohji： オケがプリミティブというのか、「こんな楽器があったから、なんとなくできた」という感じなので、歌詞が重要になってきます。ですが、歌詞に使われている言葉は抽象的なので、歌詞のストーリーからは入って行きにくいですね。

チャン隊長： アコースティックギターの特徴を活かした曲作りがかっこいい。とくに１曲目はイカしたリフの連続で素晴らしい。個人的には２曲目のスイートな感じが好きですが。しかしなかなかですね。

Ohji： 1曲目かっこ良いです。福島は遠いですが、自宅でレコーディングできるとはうらやましいですね。かつてのEP盤のようなジャケットも良いです。ライブを見てみたいですね。

チャン隊長： 前回に引き続きの応募です。う〜ん、いったいどのような方面での作曲を目指しているのでしょうか。ちょっと見えにくいですね。

Ohji： 今回もミクヴォーカルですが、3曲中1曲はアバンギャルドっぽいJAZZ系の演奏です。ミクは前回と同じく良くも悪くもミクですね。JAZZ系演奏の方はこういうのを打ち込みで演奏するということの意義がよく分かりません。ピアノソロの伴奏用にライブで打ち込みトラックを使用するというのなら、話は分かりますが...。

チャン隊長： 女性ボーカルの声質と曲調がミスマッチな気がします。もっと違うアプローチを考えたらいかがでしょう。

Ohji： ベースの人の音楽的な趣向はヘヴィー・プログレなのですね。ですが、ヴォーカルの女性はキュート系な声ですので、この方面でうまく魅力を引き出すことはほぼ不可能に近いですね。そのあたりをお考えになりながら、作編曲に励んでください。

チャン隊長： ３ピースのギターバンドでファンキーなソウルをやろうとしているのかな。でも、ミックスのバランスが悪く、ビートがだらしなく聞こえます。もっとドラムを前に出した方がいいと思います。

Ohji： ダンサブルなビートが演奏したいのでしょうか？それにしてはギターもベースもタイトにリズムを切っていない部分がかなりあり、ギターが大きすぎて、ドラムスやベースのグルーヴが良く聴こえないミックスになっています。

チャン隊長： カッコよくて、良くできているんですが、もうひとつ心に訴えるものがありません。メロディのパターンが似てるせいかな。

Ohji： スライド・ギターと女性のドラムスがかっこ良いです。ベースの方も女性の頃のライブが見てみたかったなぁ。