チャン隊長： わ、すげ。えーと、まずギターとベースのチューニングをちゃんと合わせるように。（わ〜、４０年前の勝ち抜きエレキ合戦の審査員と同じ事言ってる）それからボーカルの人はメロを楽器でちゃんと確認して、自分で鳴らしてるギターの音を聞いて、それに合わせて歌うようにしてください。ふ〜。。

Ohji： 「おばあちゃんになってもバンドをやり続ける」というのが目標だという女の子バンドですが、まずはチューニングを合わせてください。メーターをゲットすることですね。メーターの使い方が分からなかったら「若きミュージシャンの悩み」までメールをください。

チャン隊長： ピアノの弾き語りでの応募です。曲とボーカルは悪くはないと思うんですが、どうも歌詞がいただけません。シンパシーを感じられないのです。リアリティもない。３０年前だったら通用するような感じです。

Ohji： 歌い方は味が感じられて良いのですが、歌詞を聞くとはずかしいです。本当にこんなことをしたり、思ったりするのでしょうか？そうとは思えないのですが・・・。

チャン隊長： 男性ボーカルでほぼ全編ウィスパーで通すっていうのはちょっと珍しいかな。けっこう好きですね。曲の方はコードがチェンジしてもそれを無視して一定のシーケンスフレーズがくり返されて、ボーカルメロもわりとコードを無視した感じのパターンで押し通すみたいなところがあって、危険だけれど面白い。でも、ちょっと飽きてくる。

Ohji： 75弾で紹介したバンドです。以前よりはかなり改善されましたが、やはりヴォーカルは聞こえづらいですね。ミックスでは「ヴォーカルが大きいと恥ずかしい」とは感じない人がレベルの上げ下げをしたらどうでしょうか？。

チャン隊長： 正統派の女性シンガーソングライターです。ボーカルに多少のアラはあるんですが、それでも説得力は感じます。なんといってもお若いので、この先が楽しみです。

Ohji： 音楽的にたいへんしっかりしています。ぜいたくを言ってしまうと、歌も気持ち良く、サウンドもさわやかなので、BGMとして聴けてしまうところがちょっと心配ですね。

チャン隊長： LPモードで試聴不可でした。

Ohji： せっかく高い声がでるのですから、歌の練習もがんばってください。

チャン隊長： ブラックミュージックがお好きなんでしょうねぇ。でも曲によってコブシを回した歌い方とストレートな歌い方とに使い分けています。個人的にはストレートな歌い方の方が好きです。それにしても１曲目のコブシにはまいりました。スゴイ。

Ohji： ヴォーカルはすばらしいです。でも、オケ内の楽器のカラリングがバラバラですね。楽曲の方向性をチープ + キュートにしたいのか、シリアスな感じにしたいのかを決定して打ち込み作業をするとさらに良くなると思います。それとも本当はクラブ系というか、コンプで音圧グショグショのサウンドにしたいのかなぁ？

チャン隊長： カラオケでの応募ですが、録音状態が悪く聞くにたえません。あとは下の#9と同じ。

Ohji： 「カラオケ = コメント不可能」ということはないのですが、スピーカーから出てくる音をマイクで、しかも遠くから録音しているようで、リズムもピッチも判然としません。次回はもっとクリアな録音を心掛けて応募してください。

チャン隊長： ブリティッシュの匂いのするオケに私小説のようなたんたんとしたボーカル。なかなかいい感じです、音使いもセンスいいし。夢空間の中に誘われそう。

Ohji： 歌が聞こえづらいところがあるのですが、良い雰囲気です。ひとつひとつの楽器はシンプルな演奏で、全体として複雑な味わいが醸し出されています。

チャン隊長： カラオケでの応募です。カラオケでの応募はたぶんお手軽なのでしょうが、お手軽ではいけません。少なくとも１０回くらいは、「カラオケで録音」→「自宅で再生してセルフチェック」をくり返して、欠点を克服し長所を伸ばす。それくらいの努力はしてください。

Ohji： 「ロック魂のあるアーティストが目標」だそうですが、それにしてはおとなしい歌い方ですね。イメージ通り歌えているのかな？

チャン隊長： 兄妹のユニットです。お兄さんの方がオケを作って妹さんが歌う。で、この妹さんの歌がスゴイ。超カマトトボーカル。だからして、このボーカルキャラが好きかどうかで評価は別れるでしょうねぇ。まあ好きな人にはたまんないだろうなぁ。

Ohji： 子供番組か、「みんなのうた」、CMソングのような作風ですね。オケはアレンジ・エフェクトもうまくできているのですが、音圧をギリギリまで上げたいということでがんばった結果でしょうか？かなり歪みっぽいです。こういうタイプの作品はなるべくクリアな方が良くて、音圧必須系の音楽と比較されるとも思えないので、無理な音圧上げは必要ないと思うのですが・・・。