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第80弾です。

1:愛媛県 MEELさん 05/11/9
  1: BLACKONENECK 2: Pubcholic 他
チャン隊長: ウィークポイントはボーカルでしょう。バンドが出してくるハードなオケにボーカルが完全に喰われてしまっている。そのうえ発音のよろしくない英語の歌詞だからまったく存在感がない。ボーカル単体で聞いたらそんなに悪くないと思うのだけど。
Ohji: キーが高すぎる部分が多すぎます。そのために曲の中で一番盛り上がりたいセクションでパワーダウンしていますから、もう一度ヴォーカルの声域に合ったキーを考えてみてください。それと英語の歌詞はやめた方が良いでしょう。

2:東京都 Glimpseさん 05/11/14
  1: 深すぎる愛の中で 2: Searcher 他
チャン隊長: 丁寧に作られたポップロックバンド。女性ボーカルも説得力があってなかなかです。ただ、ときにリズム隊のアレンジが過剰になるところがあって、肝腎のボーカルの存在を弱くしてしまうキライがあります。その意味で4曲目は成功していると思います。
Ohji: せっかくヴォーカルが個性的なのに、歌メロとあまり関係のないグルーヴのリズムを演奏してしまう傾向が強いのと、ギターのコード内で近い音をぶつけて使うことが多いため、そっけない感じがします。誰かがまとめるということがなく、メンバーひとりひとりが好き勝手に演ってしまっているのでしょうか?もったいないなぁ。

3:東京都 エルペロさん 05/11/15
  1: 3時と雨 2:
チャン隊長: コードワークが東海岸していて気持ちいい。おしゃれでもあります。ニック・デカロ的とでもいいましょうか。こういう音楽こそバンドでやって欲しいんだけどねぇ。職業作曲家はおやめなさいって。
Ohji: 「職業作曲家を好む」のはいいのですが、もう日本では求人ゼロな職種ですから、作品を好むだけにしておいてくださいね。せっかく素晴らしい楽曲で、ギターがイイ感じなのに、ドラムスとベースで世界を壊しています。こういう有機的なコード進行で、4弦ベースでは演奏不可能な低い音を弾くと、上のコードがサウンドしてくれません。ドラムスは雇ってでも生にした方がいいと思いますが、最低でもループにしてください。

4:千葉県 Bug Reseptさん 05/11/15
  1: 君と僕のアンビバレンス 2: マズローの罠 他
チャン隊長: どうして最近のバンドはこう判で押したような曲の展開になるんかな。いや、3曲目のことなんですが。途中まではえらくいい感じだったのにサビになったら取ってつけたようにハードな音になっちまって、そのままAメロの雰囲気で押し通した方がなんぼかカッコイイのに。・・・なんて思ったりしました。
Ohji: 歌もなかなかで、アレンジ・演奏がしっかりしていて、部屋っぽい音もリラックスした雰囲気が良いのですが、(多分マスタリングで)歪んでいるのがいただけません。すべてが台なしになってしまいます。

5:東京都 BUMRUSHさん 05/11/18
  1: ILLMARI 2: Feeling 他
チャン隊長: ヘヴィーなロックバンド。音程がしっかりとあるラップがめずらしい。重厚なサウンドでテクニックもありそうです。でも生で聞いたら耳がイカレそうだなぁ。
Ohji: ハードな演奏でラップ色の強いヴォーカルの部分と叙情的なメロディを歌っている部分の落差が激しすぎだなぁ。もちろん「おれ達が好きでやってるんだからいいじゃん」というスタンスでもいいのだけれど、聴く方としては聴いたあとでの印象がまとまらないでしょう。3曲目のエンディングみたいなキメパターンがポイントになってくると思います。

6:埼玉県 佐伯さん 05/11/21
  1: ぼくらの電車 2: ピアスをはずして 他
チャン隊長: 会社員の方からの応募です。それゆえか歌詞が独特の観点で書かれていて面白い。音楽的には初期のテクノとでもいうのかな、コンピューターというよりもシーケンサーを多用していた頃の音楽のようです。音の選び方がけっこう上手い。
Ohji: バランス的に歌が小さいので、歌詞が聴き取りにくいです。市販されているCDにもこれぐらいのバランスのものがありますが、レコーディング・スタジオではコンプレッサーを使用したり、エンジニアの人が手動でフェーダーを上げ下げするなどして、歌が潜らないようにしてあるのです。同じようにしたいなら、歌入れやミックスの時にそういう作業を施す必要があるでしょう。

7:大阪府 K-hashiiさん 05/11/24
  1: Vision 2: Invention 他
チャン隊長: CD3枚30曲オーバーの応募です。1枚目のCDはディスクエラーで試聴不可。他のは聞けましたが・・・なんていいましょうか、打込みというより自動演奏のようなデモですね。同じようなアプローチの曲が多いので、曲数を減らして完成度を上げてください。
Ohji: プロフィールには「作曲家を目指してます。」とありますが、こういう複雑で覚え易いメロディもない楽曲を歌ったり、演奏したりしてくれるアーティストはあまりいないと思うので、自分で作品化した方が良いでしょう。その際、このままでは自分で何をしているのか分からない人のDTM作品に聴こえてしまうので、まず生演奏で再現できることを目指すのがいいと思います。

8:東京都 ナナマーラさん 05/11/24
  1: FREAK ON !! 2: DEEP INSIDE 他
「1: FREAK ON !!」を試聴
チャン隊長: 音飛びがひどくて試聴不可でした。残念!みなさ〜ん、CD-Rは大量に同じデモを作るのにはとても便利ですけど〜、だからってあんまり高速で焼くとトラブルがふえますよ〜。せいぜい8倍速くらいにしといた方がいいですよ〜。
Ohji: 1曲目はスカビートを基調にしながら、随所にダイナミックな大きいグルーヴが出せていて良いですね。2曲目のツインボーカルはちょっとおもしろいですが、もっといろいろな楽曲を聴いて、勉強してみてください。

9:神奈川県 ハイカさん 05/11/25
  1: オレンジ喫茶 2: マーブルの世界 他
チャン隊長: ライブ録音での応募です。たしかにライブでこれだけ歌えれば立派なものだけど、スタジオ録音にくらべると微妙なニュアンスとか細部が出にくいので、ちょっと損。歌はそこそこ上手いと思うけど、曲作りにいまひとつ面白みがかけます。
Ohji: 歌はなかなかうまいのですが、ところどころリズムのあまい部分が気になります。歌い崩す場合には2拍3連などの3連係を意識して歌う練習をしてください。

10:東京都 plum sauceさん 05/11/28
  1: 電光 2: reason 他
「電光」を試聴
チャン隊長: なかなか演奏力のあるバンドです。応募された本人はファンクロックと言っていますが、僕にはブルーアイド・ソウルといった方が馴染みやすい。歌詞が観念的すぎて伝わりにくいのが気になります。音はかっこいい。
Ohji: 渋いファンキーさを持った演奏はほぼパーフェクトと言っていい出来なのですが、CDがちょっと歪みっぽいです。音圧を出したいのは理解できますが、これをそのまま販売するのは苦しいでしょう。マスタリングし直してくださいね。
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