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第79弾です。最近、音飛びで細部を聴くことのできないCDやレベルが大きすぎて歪んでいるCDが多いので、送る前に一度CDプレイヤーで聴いてみるように心掛けて下さい。どうしても音飛びが直らない場合は書き込みスピードを変える等、試行錯誤してみた方が良いでしょう。CDを販売するにはそれも必要な作業行程ですから、勉強しておいて損はないと思います。

1:兵庫県 辻本さん 05/11/1
  1: ワン・マン・ショー 2: Oh my beautihul
チャン隊長: ベタなエイトビートの感じがE.L.Oを感じさせます。個人的には2曲目の方が好みですが、歌詞などは2曲ともよくできています。ディストーションギターのエイトビートのきざみにもう少しノリが欲しいところ。
Ohji: よくできてはいるのですが、ごくふつうな感じという印象しか残りません。特に歌詞は教科書どおりな作りになっていて、1曲目を聴いてもいったいどんなステージが繰り広げられるのかが具体的ではありませんから、「それだったら、良く知ってるバンドのライブに行ったほうがいいや」と思ってしまう人も多いでしょう。もっと具体的にアプローチしてみてください。

2:千葉県 糸座さん 05/11/2
  1: 紅葉の君 2: 熟れたあかい月
チャン隊長: とても日本的というかオリエンタルムードあふれるユニット。ボーカルは濃くて上手い。今はシンセがメインのようだけど、各種の生の楽器を使用できればもっと特徴がはっきり出そうです。1曲目を聞いていたらなぜか往年のザ・ピーナッツを思い出してしまった。いや、こまどり姉妹かな?
Ohji: シンセ中心のオケとヴォーカルの溶け合い方がイマイチです。ヴォーカルには強めにコンプをかけ、リバーブではなく、テンポにあったディレイを使って、サビにはPad系のシンセを入れるなど、うまく融合させる工夫をしてください。

3:東京都 TAKS(込)さん 05/11/2
  1: ぼくはいもむし 2: 君の口から
「君の口から」を試聴
チャン隊長: 中年オヤジロックバンド(失礼)です。それもかなりなハード系。キャリアからくるのかこの手のロックのツボはよく押さえていて、手慣れたかんじです。それにしてもこの年齢でこのボーカルはすごいですね。録音状態がもう少し良いといいのですが。
Ohji: たいへん良いです。ただ2曲目でエルトン・ジョンの「土曜の夜は僕の生きがい」リフが出てくるのはいただけません。別に真似が悪いというわけではありませんが、歌部分で使っているリフをアレンジしたものでないと、ちょっと強引な印象が残ってしまいます。

4:東京都 Two Seamさん 05/11/8
  1: ガールハント 2: アナログライフ 他
チャン隊長: 60年代ブリティッシュの匂いがぷんぷんするポップロックバンド。当時の音楽を知っている人ならばにやにやしそうなフレーズがふんだんに出てくるし、歌詞にも当時らしい茶目っ気がある。録音のテクもかなり上手い。
Ohji: 歌い方、アレンジ、録音の音作りとどれをとっても60年代後半のUKロック丸出しですばらしいです。曲がどれも3分以内で終わるというのも良い。ぜひライブを見たいです。

5:東京都 Laygesさん 05/11/8
  1: Hematite 2:
チャン隊長: ボーカルの低音部、声になっていません。かといってキーを上げると高音部が苦しそう。曲を作る時は歌う人の音域を考えて、あまりレンジを広げ過ぎない方がよろしい。
Ohji: いつも言っていることですが、歌入れをする前にメロディをしっかり覚えるようにしてください。

6:埼玉県 木製の椅子さん 05/11/10
  1: 秒針 2: 交錯する世界との境界線 〜shake!〜 他
「交錯する世界との境界線 〜shake!〜」を試聴
チャン隊長: あ〜これは良い。good music!! ギターは上手いし、ボーカルもカタルシスを感じます。日本語がちゃんと日本語してるのに洋楽です。ちくしょう、いいなぁ、これ。
Ohji: これはやられましたね。どの曲もアイディアはシンプルなのですが、各楽器がたいへん必然性を持ったアレンジで演奏されています。そのため、個々の音を拾い上げてみると今一つな部分もあるのですが、全体としては強烈なパワーを発散するサウンドになっています。また、どのような雰囲気の曲であれ、ヴォーカルの個性が一貫していて、3曲が一つのパッケージとして存在感を持っているのもすばらしい。

7:東京都 角田さん 05/11/11
  1: 観察 2: 誠意と卑屈 他
チャン隊長: またもチューニングの合ってないギター、脈絡のないコード進行をバックに音程のわからないメロディでネガティブな言葉を吐き出す。・・・しかし、本人はこれで満足なのだろうか。
Ohji: メッセージを伝えていきたいのなら、もっと良く伝わるような歌詞の内容、音楽的な表現方法をもう一度考えてみた方が良いでしょう。

8:神奈川県 ビキニラインさん 05/11/11
  1: 光明 2: 岐路 他
チャン隊長: ファンクを基調としたロック、だそうです。やりたいことにテクニックが追い付いてない感があります。ラップの部分はそこそこリズムもはまっていていいのだけど、メロの部分がちと弱い感があります。で、3曲目の歌詞は面白かった。こういうアプローチした人いないね。
Ohji: 演奏はなかなかうまく、すごくおもしろいのですが、ヴォーカルが弱い印象が残ってしまいます。シャウト系の歌い方を勉強するか、他のメンバーが違うキャラクターのヴォーカルをとれるようになるといいと思います。

9:東京都 三好さん 05/11/14
  1: 春想心此処不在 2: HARO HARO 他
チャン隊長: さまざまなタイプの曲を11曲も応募してくれましたが、どれも未完成でスケッチ程度のものです。曲数をしぼって完成度を高めてから送ってください。ひとつ言えるのは手弾きの、とくにギター類の、リズムが悪いので要注意。
Ohji: 打ち込みの音はこちらの演奏に合わせてくれるわけではありません。しっかり練習して、よりリズムの良いテイクを目指してください。ドラムスのパターンをプログラムする場合には、徹底して本物らしくシミュレーションを行うか、最初から打ち込みのチープさを武器にするようなアレンジにした方がいいですね。また、部屋っぽいショートリバーブを勉強するといいかもしれません。

10:東京都 伊集院さん 05/11/14
  1: 街 2: 淡い花 他
チャン隊長: 打ち込みのドラムにジャズ風のギター。それをバックに柔らかい音楽を聞かせてくれる歌姫。めちゃくちゃ上手いというわけではないが、なかなか心地よい。でも、無機的な打ち込みリズムにたいして人間的なギターとのあいだにギャップを感じます。ぜひ生なリズム隊で歌って欲しいなぁ。
Ohji: うまくないわけではないけれど、適度に気持ち良いだけで、「もう一度聴きたい」という気になりません。自分のやりたい音楽性を追求したデモというのはないのでしょうか?
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