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第62弾です。

1:神奈川県 ペンタゴンさん 2月17日
  1: 夏 2: 999 他
チャン隊長: 不思議な感じの、でもオリジナリティあふれるバンドです。
特にボーカルの女性2人がとてもいいかんじです。 キャス・エリオットをもっとロックっぽくしたようで。ちょっとクセになりそうです。
Ohji: ギタートリオにヴォーカル二人でリズムものの音楽やるのはキビシイなぁ。インスト部分になるとギターがメロディやソロを弾くことになって、グルーヴを作るのがむずかしいですから。このバンドの場合、ベースがすごく達者だから、なんとか持ちこたえているけど...と思いながらホームページを見に行ったら、ベースの人が抜けて4人編成になっちゃってました。今はどんな音楽演っているのかしら?

2:奈良県 まほろば楽座さん 2月22日
  1: 万華鏡 2: 道行き 他
「道行き」を試聴
チャン隊長: あぁ、これはコメント書くの難儀だなぁ。簡単に言っちゃえば、業師が集まって西洋と日本の音楽を融合させた、 という事なんだろうけど。それだけでもないんだよなぁ。なんとなく寺山修司の映画「草迷宮」あたりを音楽で 表現するとこうなるかな、とも思うし。
でもいちばん良かったのは歌詞がとても美しかったことです。
Ohji: 高い音域でのヴォーカルのピッチが苦しいです。ライブで演奏が盛り上がったキーをレコーディングでもそのまま採用しているのかもしれませんが、ヴォーカルが最重要ですから、キーには注意してください。
日本的なメロディはこのバンドの個性になっていて、大変いいとは思うのですが、そのメロディへのコード付けが強引でありきたりです。黒沢監督の映画音楽などを聴いて勉強しましょう。

3:沖縄県 katzmiさん 2月23日
  1: 見果てぬ夢 2: seeds of smile 他
「見果てぬ夢」を試聴
チャン隊長: 丁寧に仕上げられた上質のポップロックです。声もさわやかだし。西海岸の風が心地よく吹いているような感じです。
個人的にはボーカルのバランスがちと小さいかな、と思います。
Ohji: 楽器プレイヤーの人がミックスすると歌が小さい場合があるのですが、この人のミックスも歌が小さいです。
オールマン・ブラザースを想わせるアメリカン・ロック・フレイバーの強いギターソロが良いだけに、打ち込みシンセメロやフレットレス・ベースをメインにすえるのはやめた方が良いでしょう。ギターでのメロディ奏法を考えて、ソロやオブリとは異なるキャラクターを出せるようにするのがベストです。ジョージ・ハリスンのようなスライドが効果的かもしれませんね。
他の楽器も生演奏の録音であれば、もっと説得力が増すでしょうから、他の楽器を演奏してくれる仲間を探してみては?

4:埼玉県 広瀬諭志さん 2月23日
  1:  2:  
チャン隊長: え〜と、まあ、その、DTMをやるのでしたら少なくともリズムの縦くらいは合わせた方がよろしいかと。
Ohji: プロフィールの使用楽器を拝見すると、インストのMDはどうしてこんなにも平面的な音なのか不思議です。特にドラムなどはサウンドキャンバスをエフェクトなしで使ったような音で、デッドな音が好みだとしても、もっと工夫してほしいなぁ。
歌入りのCDは冗談にしては全然笑えないので、手間も時間も消費してしまうでしょうから、こういう路線はやめておいた方が良いでしょう。本気だとすると、とても音楽学校などで学び、40歳を過ぎた経験ある人のやることとは思えません。音楽を勉強し直した方が良いでしょう。

5:東京都 葵さん 2月24日
  1: キャッチボール 2: Blue Sandglass 他
チャン隊長: 曲もいいし、歌もちゃんと歌えてるし、全体的にはいい感じなんです。 ただ気になるのはこのデモの音楽性が応募者本人のものなのか、あるいはアレンジをしてくれた人のものなのか分からない事 なんです。
もし、本人がアレンジもされているのでしたら素晴らしい事ですし、単にシンガーソングライターとしてもなかなか のものがあります。
Ohji: オケは悪くないのですが、自分が何を担当したか、書いておくのを忘れないで下さい。 メロディはちょと詰め込み過ぎです。息継ぎがかなり大変そうで、良く歌えるなぁと思います。 ちなみに英詞で歌うときはは韻を踏んだ方が美しいです。

6:東京都 echo factor 001さん 2月24日
  1: An Earthling 2: 命の花 他
チャン隊長: あらゆる要素を取り込むのはいいんだけど、結果として出てきた音楽はあまり実体のない、 手応えのない中途半端なものになってしまった、そんな印象です。クリエイティブな作業は意外と引き算が大切だったりします。
Ohji: 第49弾に続いて2回目の応募です。2人で活動しながらも何度かバンドを結成し、その度にバンドに飽き足らなくなって2人の活動になってしまうというお2人ですが、メロディや打ち込みのセンスなどには初期のZABADAK、というよりは吉良知彦くんに似たものを感じます。多分、要求することが難しいので、なかなか自分達の納得が行く演奏をしてくれる人に出会うことができないのでしょうが、この方向性を追求していくと、いずれは生楽器に目覚めることでしょう。今はまだ打ち込みで試行錯誤を重ねるのが楽しい時期なのでしょう。若いミュージシャンの中にも達者な人は数多く存在しますから...それともそういう人たち同士が会いまみえることのない時代になってしまったのでしょうか?

7:東京都 きゅうすさん 2月28日
  1: ひとりぼっち 2: 時計 他
チャン隊長: あー、いいなぁ、この耽美主義的な世界観。コードも歌詞もとてもきれいです。ちょっとたよりない感じのボーカルも、 この場合はプラスに作用してるみたい。80年代中期のブリティッシュの匂いもしますね。
Ohji: バンドで自分の個性を発揮して行く人だろうと思います。メンバーを探した方が良いでしょう。
歌詞が抽象的すぎて、実感が湧かないので、具体的な描写をもっともっと増やして下さい。

8:神奈川県 CHICK-CHICK for PEACEさん 2月28日
  1: ポテンシャル 2: Don't a puppet〜のびのび〜
チャン隊長: こういったポップロックバンドで曲とボーカル(当然これがいちばん大切)以外に重要なのはバンド全体でいかに印象的な フレーズとサウンドを確立するかです。今の状態ではここの部分がまだまだといった感じです。演奏能力が未熟だとは思わ ないので、そのあたりを会得すればかなり良くなるのではないかな。
Ohji: こういうメロディックな楽曲が売りのバンドで、演奏形態がギタートリオの場合、ソロの部分など必ずライブで音がスカスカになり、キーボードか、別のギターの人をサポートメンバーとして補充したくなるんだけどなぁ、と思いながら聞いていたら、やはりギターソロになり、CDではバッキングギターが入っていました。ストリートや小さい箱では勢いだけでもっていけるでしょうが、将来的にはどうするのかなぁ?

9:大阪府 神野正さん 2月28日
  1: Mr.タンブリンマン 2: 僕と船長 他
チャン隊長: たぶんこの応募者は器用なんでしょうね。いろんな事をやってもそこそこ様になっちゃう。でもそれはいい事ばかりじゃなくて、 そのおかげで印象が散漫になってしまう、という弊害もあります。誰に向かって、どう表現していくか、という事を考えた方が いいと思います。
Ohji: ドラムパターンの打ち込みをするときはヴェロシティの強弱に気を付けてください。音楽を聞く時にキック、スネアドラムの強弱を意識して聞いてみると良いでしょう。
こういうテイストの歌詞、悪くはないと思うのですが、今これを聞いて「かっこいい」と思う人いるかなぁ?自分でもネタがないので、こういう感じになってしまうというのであれば、もっと実際に会った具体的なことをふつうの言葉で書いてみたらどうでしょう?

10:神奈川県 FISH ONさん 3月1日
  1: SKY 2:  他
チャン隊長: バラードが中心、と書いてあるが楽曲を聞く限り、リズム隊がいるバンドサウンドの方が似合いそうです。
曲数を減らしてしっかりアレンジされたオケで聞いてみたい。
Ohji: ヴォーカルとキーボードのユニットなのですが、ハードロック系がルーツなのなら、もっとパンチのある歌声を聞いてみたいです。キーボードの人も激しいハモンドを聞かせて欲しいなぁ。
全体にキーが高すぎるので、下げた方が良い曲が多いです。ヴォーカルの人が嫌がっても、相方の人は適正なキーでないと演奏しないぐらいの強引さを持ってください。7曲目のサビ部分だけを聞いた人はすべての曲がこういうものだと勘違いしてしまうことだってありえますから。
あと、デモテープに収録した曲は必ずタイトルを書いておくようにしてください。
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