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第55弾です。

1:滋賀県 すもいさん 9月13日
  1: ルーティン 2: おかえりハニ 他
チャン隊長: こういうボーカルはキライじゃないんだけど、曲の所々に詰めがあまい部分があるなぁ、と思って聞いていたら突然4曲目に英語の歌が出てきて、そこでボーカルのキャラが俄然良くなって、あ〜、この曲はカヴァーなのかオリジナルなのか気になったりしてきて、そんなかんなでけっこう気に入ったりしたわけ。
Ohji: 歌のピッチが不安定な部分が多く、かなり気になります。リズムのはまり具合も良くないところも多いので、本当はメロディを譜面に書いてみると良いのですが、それがムリなら、自分がどんなメロディを歌っているのかを確認して下さい。

2:長野県 永井さん 9月15日
  1: 心中 2: 薬
チャン隊長: まずコードとメロディの関係を自分でしっかりつかまんとあきまへん。それにリズムもえらくひどいもんになっとるから頭痛がしてきよる。歌詞にもまったくリアリティちゅうもんがあらしまへん。
Ohji: 歌の音程がひどく不安定です。どんなにオケが良くできていても、歌の音程が悪いとすべてが台なしなので、よほど気合いを入れて歌の練習をするか、ヴォーカリストを探すかした方が良いでしょう。

3:東京都 松島さん 9月17日
  1: 冷たい夜 2:この街で思うこと 他
チャン隊長: このオケとボーカルのギャップはどうにかならないもんか。膝カックンになりそう。自分で気がつかなきゃどうしようもないけどね。ボーカリストを探すってのはどうかな。
Ohji: この人も歌の音程が不安定です。狙った音程にバッチリ着地するように練習してください。またギターのチューニングもところどころに甘い部分があるので、注意してください。

4:長崎県 TOMMYさん 9月22日
  1: Future 2: Dear Friends 他
チャン隊長: なんといえばいいのか。歌はけっこううまいんだけどね。何をやりたいのかわからんのだ。プロフィールがさ、音楽とまったく関係ない名刺一枚ってのはどうなんだろう。
Ohji: 演奏内容は良いのですが、あまりにも耳触りが良過ぎて、が〜んと心にせまるものがあまり感じられません。またデモテープには名刺を同封するだけでなく、プロフィールも一緒に送付した方が良いでしょう。

5:大阪府 坂口さん 9月22日
  1: マイガール 2: friend 他
チャン隊長: もっといろんな曲を聞いて勉強してください。バンドをやるのもいいかもしれない。
Ohji: エレキ・ギターの弾き語りによる応募ですが、ギターの音が遠くて聞き辛いです。オーディションでは自分の楽曲を評価してもらうのですから、バランスくらいはきちんととるように心がけましょう。

6:東京都 Looveeさん 9月27日
  1: 遥か 2: 宴 -Dance to Dance- 他
「宴 -Dance to Dance-」を試聴
チャン隊長: おー、珍しく本格的な日本語のボーカリストだ。この歌はいい。演奏の実力もけっこういけるし。ただバンドの方向性として「Show Box」って、どうなんだろう。アイデアは悪くないけど、もったいない気がする。いい曲、いい歌、一本勝負でいいんじゃないだろうか。
Ohji: ルックスを見た限りではもっとハチャメチャな演奏を連想したのですが、1曲目がバラード、2曲目がフィラデルフィア系ソウル、3曲目が60年代フレーバーのポップスと幅が広く、しかも演奏力がかなり高いです。ブラス・セクションがフィーチュアされたり、キーボード・プレイヤーがいないのにキーボードがかなり中心的存在として活躍するなどのちょっとした矛盾はあるけど、すばらしいバンドだと思います。音楽的なジャンルをどうこういうのがバカバカしくなるようなハチャメチャな楽曲があれば、完璧と言えるでしょう。

7:埼玉県 Freaksさん 9月27日
  1: 螺旋 2:ラヴィアンデッドローズ 他
チャン隊長: 全体的に歌詞がロックしてていいね。音楽的には3曲目がグッド。ベースのパターンでこういうコード感を出すのは新鮮。普通ならギターでやるパターンなんだけど、あえてベースでやるあたりがよろしい。ただ2曲目みたいなのはもっとリズムをタイトにしたい。とくに決めの部分。
Ohji: 好きなカンジです。特に1曲目のスケールの大きさと自由になおかつクッキリと表情を変えてくれるベースとドラムスが良いです。ライブのことを考えるとキーボードの必要性も感じられますが、このままギターの人が工夫した方が将来的におもしろくなるような気がします。

8:東京都 近藤さん 10月1日
  1: EASY TO BREAK LOVE 2: SIDE SEAT 他
チャン隊長: プロフィールに何も書いてないので、何を目指そうとしているのかよくはわかりません。作品自体は独特の世界を作り上げています。ただ歌詞があまりに冗長なので、もっと練り上げた方がいいと思う。
Ohji: ユニークなサウンドです。ベースにエコー処理するのは薦められないことですが、こんなふうにサウンドの一部を形成しているのなら芸風といえるのかもしれません。オケで全力を使い果たしてしまっているのか、歌メロは平凡で面白みに欠けています。主役はメロディなのですから、もっと工夫するようにしてください。

9:京都府 Zestさん 10月5日
  1: 白い贈り物 2: あの星のように... 他
チャン隊長: とてもクラシックというか真直ぐなフォークロックです。これくらいの年齢だったら(高校生)カヴァーを真面目にやった方がいいね。じゃないと伸びません。
Ohji: 高校生なので、やりたいことと実際にできることのギャップがあるのかもしれませんが、歳をとった人が青春を思い出して、ありがちなステレオタイプの楽曲を演奏しているような内容で、若さがかんじられません。ぼくが歳とったからそんな風に感じるのかな?

10:東京都 Dolceさん 10月13日
  1: 緑の香るこの街 2: あこがれのコーヒーSHOP 他
チャン隊長: 良くできてるところもあるけど、?のところもあったりする。着眼点は面白いんだけど、メロディの飛びすぎと、コードの動きに?があるのが惜しい。発展途上の感じがするのでこれからが楽しみ。それはいいんだけど、全体的に曲調がバラバラ過ぎる。
Ohji: 1曲目からいきなり和風なアレンジで、そのくせボイシングにはDave Stewartを想わせるところもあり、たいへんおもしろいです。大正時代あたりの音楽を意識したようなヴォイシングも多く、歌詞でもオールディな雰囲気を大切にしているようです。
ヴォーカルの人はメロディを音の連鎖としてではなく、ひとつひとつの音程として捉え神経質になっているようで、ぎこちなく聞こえます。メロディを一つの流れとして把握するよう心がけてみたらどうでしょうか?
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