チャン隊長：いろいろなスタイルの曲をやってるけど、もう少し絞ったらどうでしょう。

Ohji：バック・コーラスも入り、ポップで軽快なグループ。せっかくのアイディアなので、個々の楽器をクリアに録音して、MIXしないともったいないです。特に定位は良く考えて！このままではほとんどモノラルのようなものです。ドラムスの方、もうちょっと一生懸命練習しよう。

チャン隊長：サウンドとか方向性とかすごく好きですけど、どうも曲がよわいなぁ。でも、ドラムかっこいい。

Ohji：サウンドカッコ良いのですが、歌とオケがうまく連結されてないので、もっと曲全体を頭に入れて、アレンジしてください。歌入れの時は楽器でメロディを弾いておくなどして、メロディを確認しながら録音してください。

チャン隊長：１曲目、いいなぁ。こういうトランペットの使い方もあるんですねぇ。

Ohji：基本がしっかりしており、打ち込みとトランペットが両方できる人、ということでポイント高いです。ただ2曲目では、もうちょっとトランペットが前に出てきて欲しかったかなと思います。

チャン隊長：ちょっと転調に無理があるようです。それから、そう、カヴァーはたくさん練習した方がいいですね。

Ohji：かなり不器用な人のようですが、今はどんな歌を歌っているのでしょうか？

チャン隊長：声質を考えると２曲目の方向がいいと思う。ちょっと面白いセンス。でも、そういう歌い方って聞きづらくないかな。

Ohji：ハイハットとヴォーカルだけになるような、オケが薄くなる部分ではノイズに注意してください。エフェクターやアンプを通したチャンネルはミュートするか、アレンジが最初から決まっているのならパンチアウトしてください。

チャン隊長：ボーカルにかんして言えば、現状ではまだまだですが、ちゃんと訓練すればかなり良くなりそうな感じはします。

Ohji：まずは作編曲、演奏または打ち込みのできる仲間を探してください。まだ若いのですから、ユニット、あるいはバンドを組んで、じっくりと訓練、活動してください。

チャン隊長：口の開け方が小さいのでしょう。だから歌にビートが感じられない。

Ohji：オリジナルではなくても、楽曲のタイトルくらいは書きましょう。1曲目と2曲目であまり録音レベルに差があるのも困りものです。

チャン隊長：たくさんの曲を聞いて自分の引き出しの中を充実させてください。

Ohji：歌詞はおもしろいと思いますが、メロディとコード進行の関係について勉強してください。

チャン隊長：口を開けてカツゼツを良くした方がいい。１曲目とかは好きですね。

Ohji：オケはシンプル、ヴォーカルのピッチも甘いですが、アーロ・ガスリーのようになんとなく、ほのぼのさせてしまう人。地道にがんばって下さい。

チャン隊長：ハイトーンがきついのでキーを下げた方がいい。っていうかそんなに高音部を使わなくてもいいんじゃないかな。

Ohji：作編曲、演奏内容等良いのですが、こんなにキーボードをフィーチュアしておきながら、担当メンバーがいないとライヴでヴィジュアル的に変かも。また音質クリアでバランスも良いと、ヴォーカルのピッチが気になります。適切なキーで歌いましょう。