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リンゴ すったぁ? WHY NOT ?

 僕 の仕事場では、僕のかけるCDがBGMになる。たいていの場合、僕のかけるCDは泥臭く、汗臭く、ホコリ臭く、田舎臭く、カビくさいという5Kミュージックが多いので、それを無理矢理聴かされるスタッフは誠にお気の毒であるが、しかたがない、僕が社長なのだからあきらめてもらおう。

 だ が僕がCDをかけない時は、FMがBGMになる。でもまちがってもJ−WAVEや東京FMが流れることはない。流れるのはいつもインターFMである。チャンネル権も当然僕にあるから他のスタッフの意向など関係ない、というのは冗談デス。理由はT-FMもJ-WAVEもDJがうるさすぎて仕事の邪魔になるのに対し、インターFMはDJのオシャベリ度が他局にくらべれば格段に少ない上に、選曲が基本洋楽オンリーで、しかもその選曲が真っ当だからだ。特に夕方4時あたりからは、60年代、70年代のアメリカンロックが多く流れるのが喜ばしい。もちろんその間隙をぬって新曲や新人もたくさんかかる(もちろん洋楽)が、それらの選曲もおおむねスジがよろしい!そんなインターFMで最近よくかかっているのがリンゴ・スターのニューアルバム「Y NOT」からのシングルカット「WALK WITH YOU」である。

 こ の曲はリンゴとヴァン・ダイク・パークスの共作だが、なんとポール・マッカートニーがコーラスで参加している!そしてこれが実にしみじみと素晴らしいのです。

 僕 はジョージとリンゴとジョンはその順番に好きだけど、なぜかポールさんとは縁が薄い。我が家のポール担当はもっぱら配偶者である。だがこの曲のポールのコーラスワークはなんとも天才の業だと思う。ポールとリンゴの声の混ざり具合の妙もさることながら、大サビのコーラス部分で、リンゴの声に遅れてポールの声が遅れて入ってくるところが、まさに二人の掛け合い、というか一緒に語り合っているかのようなのだ。しかも歌詞が「When I talk with you, When I walk with you、Everything will be fine」(僕は君と語らう時、僕が君と共に歩く時、すべてが素晴らしくなる)・・と、まるで残された二人(リンゴとポール)が、さきに逝った二人(ジョンとジョージ)についてしみじみ語り合っているかのよう・・・しかも最後のコーラス(演奏開始から3分39秒で聴ける「When I talk with you」の「talk」のところ)ではポールの声が感極まって泣いているようにすら聴こえる。普通なら録り直すところかも知れないが、そのまんま・・・曲がここにさしかかると自然に僕も涙がツ〜〜〜。

 わ 〜他の曲も聴いてみたい!アルバム欲しい!・・・もちろん永きにわたったCD購入禁止令はすでに解かれているのでアマゾンで即ポチリ!おととい届いたこのアルバム・・・リンゴのセルフプロデュースだけど、みんなが「リンゴのセルフプロデュース??ちぃーとばかし心配だなぁ、リンゴ!おいらも手伝ってあげようか?」「WHY NOT?」(もちろん!)ということになったのだろう、どの曲にも素晴らしいメンツが参加しているので、アルバム全体に素敵で幸せなリンゴちゃんワールドが広がり、僕の心をなんとも優しい気持ちに浸らせてくれる。

 ち なみに参加ミュージシャンは、ジョー・ウォルシュ!ベンモント・テンチ!デイヴ・スチュワート!エドガー・ウィンター!ドン・ウォズ!ジョス・ストーン!ベン・ハーパー!など(!)が何個並んでも足りないくらいのチョー豪華版・・・しかもポールはもう一曲でベースまで弾いてます!

 な んてことをアップしようとしていたら、インターFMからジョージの「マイ・スィート・ロード」が流れてきた・・・ナミダがツツ〜〜〜


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