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鬼のギターに仏のベース

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晩、オースティン(TX)の鬼ギタリスト「スクラッピー・ジャド・ニューカム」(写真左)とこれまた素晴らしいテキサスのSSW「ビーバー・ネルソン」(写真右)のライブを新中野「弁天」に観に行く。
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ー、素晴らしいアメリカン・ロックではないかいな。
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えるリズム隊は、ベースに安部王子、ドラムに夏秋さん(From Japan)である。どうやらリハーサルは、ライブ当日一回きりだった(しかもビーバーは遅刻した)らしい。だが、とてもそうは思えない、サポートというよりずーっと一緒にやってるバンドのようなまとまり感であった。きっとスクラッピーもビーバーもビックリし、そして満足したのではないだろうか。
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回もピックと指弾きを織り交ぜての華麗なギターに酔った。といっても禁酒中の身ゆえにノンアルコールビール(よく見りゃこれがテキサスなんとかいう銘柄・・弁天さん、いくらテキサスからのお客さんとは言え、できすぎでっせ)だけど、3本で十分気持ち良くなった。
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ーバーの実演は初めてであるが、まことに良き歌である。実はこの日、日本で唯一のカントリーロックバンド(いや、他にもあるんだけど、カバーでなくて、オリジナルでやってるカントリーロックバンドという意味ではおそらく唯一)のリーダーM山君と一緒に行ったんだけど、彼曰く「ビーバーの歌い方はブリティッシュです」・・・「はぁ?どういうこと?」と訊くと「基本的には腹式呼吸なんですけど、咽喉と鼻と口腔をまとめて声にする・・というか」・・・・・・ますますわからなくなり「はぁぁぁ〜っ?」とキレル寸前の「青木さやか」状態になる。
だが「ジョン・レノンやコステロがそうなんです・・」
と言われて「ふぅーん・・そ、そ、そ〜なの」と急にシュンとなる。
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ったくプロのミュージシャンというものは常人には予想もつかないところを見るものだな、つくづくと感心する。そういえば、エイモス・ギャレットを一緒に見にいったロックギタリストのY口君も、どこまでもお気楽シロウトの僕とは全く異次元の見方をしていて感動したけど。これだからイノチガケで音楽をしている方々は年齢に拘らずコワイのである。
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ラムの夏秋さんについても「打点が広いんですわ・・だから歌の二人に音が優しいから歌いやすいはずです」とまたもやプロ級(いやプロだから当たり前か)のコメント。でもその説明は僕にもなんだか「ふぅ〜ん、そーなんだぁ」と理解できた。
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くテキサスからお出でなすった二人の鬼のミュージシャンを日本の二人のリズム隊が仏のようにやさしく受け止めて息はピッタリ合っていた。「まさにこれは音の日米安保やぁ〜」(なんにでも使える彦麿呂フレーズ!)
美しい国ニッポンってこれだよ!安倍晋三君!
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