ここではファーマーの一人、「関口祐二」が気ままにソロギターについて語ります。曲によっては、楽譜が出版されているものもあるので、弾いてみたくなった人はトライするのもおもしろいかも。 感想などは「ファーマーにメール」からどうぞ!! 第1回は「エチュード10の3 ホ長調」です! この曲は俗に「ショパンの別れの曲」と呼ばれる、哀愁漂うピアノ曲で、ピアノの詩人といわれるショパンが1832年に作曲しました。映画やドラマの挿入歌としてもよく使われるので聴き覚えがあるのではないでしょうか。ショパンは「一生のうち二度とこんなに美しい旋律をみつけることはできないだろう」といったそうです。 この美しいイメージを壊さずに、ショパン大先生に対しておそれ多くも、ハーモニーに少し緊張感を加えてみようと、エレキギターのフィンガー・ピッキング・ソロギターとしてアレンジしてみました。下記のリンクで聴いてみてください。 「エチュード10の3 ホ長調」を聴く では譜例をご覧ください。原曲ではきついテンションのコードは使われていないのですが、「Dm7♭5/A♭→G7(13)→Cmaj7」といった具合に♭5やmaj7などのテンションの音を使い色彩感に変化を加えてあります。 ちょっと変わったサウンドに聴こえるのは、D♭maj7からCmaj7に移るところでしょう。コード全体を半音で動かしています。ギターで弾く場合には同じフォームを1フレットずらすだけなので、とても簡単です。簡単でかっこいい手法として覚えておくと便利です。 この曲は 「ギター・ソロジャズ風で弾くバラード定番曲あつめました。(模範演奏CD付)」 シンコーミュージックエンタテイメント ISBN978-4-401-14518-8 に掲載されています。 |