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 第159弾その2です。ゲストコメンテーター、窪田晴男さん参加回の後編ということになります。

6:滋賀県 cool-site AAさん 09/11/30
  1. 数え切れないもの 2. リピートプレイ 他
Ohji: 実力を感じさせる演奏で良いですが、ときどきホテルのラウンジ等のBGMのように聴こえてしまうことがあります。どういったメッセージを持っている楽曲なのかを強く心に抱いて演奏するように心がけてください。
窪田: 1.一度別れたみんながまた集まって音楽を共に造りだすなんて経歴だけで涙ちょちょギレております。せっかくまた始めたのだから今度はゆっくりたっぷりと皆で話をしたら良いと思います。ベースの音符の切り方は(歌い方は)誰を目指してどんなグルーヴを作ろうとしてるか?とか、スネアの響きはタンよりタッの方がこの曲には合ってないか?等…。このトラックではドラムの音質ばかりに気が行き過ぎててバランスが悪くなってまいました。ドンマイドンマイ。

 2.この曲、バンドの練習で、テンポを80〜90位でやってみる事をオススメします。サビのベースパターンを考えるチャンスになるでしょうし、バンド演奏のブラッシュアップになると思います。あと、Bメロが僕にはどうしても得心できませんでした。僕なら、もしもメロが降りて来たものならばコードを、コードが先に発明されたものならばメロを再考します。

 3.こういう曲って難しいよね。リズムを出す事やジャズっぽくする事を気にするあまり、全員が効果的でない音符を出しがちで、こんな時は一度、一番不器用そうな楽器とボーカルのDuoにして、それで成立する様にしてから改めて他の楽器をつけて行くと光明が見える場合があります。

 4.雨っぽい自殺ですか(笑)。どうも曲作っておられる方と僕とでは、ブルーノートとかテンションとかに対する宗教観(笑)が違う様です。ハズレてるのではなく、わざとそのノートを選んだ事は理解出来るのですが、敢えて選んだだけの効果が上がって無い様に思えてなりません。あと、全体を通じて感じたのですが、やえのさん(B)がもっと楽しく演奏するにはどうしたら良いか、皆で考えてあげて下さい。プレイしているフレーズの完成形及びバンド全体のサウンドのビジョンをやえのさんが持てば、あっという間にバンドのクオリティが上がると思います。誤解無き様願いますが、彼がダメと言っているのではありません。全員がベースに関心を持ち、リズムに対する欲求を高め、コミュニケーションを深める事で、生きてる意味を全員が同時にわかる様な体験が出来る様になるのではないかと思うのです。僭越ながら。

7:東京都 Flaskさん 09/11/30
  1. アカシ 2. LIFE 他
Ohji: 1曲目のような韻は良いですね。この雰囲気のまま、もっと歌詞が聞こえるようになったらさらに良いです。まずはライブを見てみたいですね。
窪田: 1.瑠宇さん、ご提案があるのですが、何か外国語を習われては如何でしょうか?別に歌詞を外国語にするとかって意味ではなく、外国語の息の吸い方吐き方を身につけられては如何かと強く思う次第です。恋の途中の、人に話すとバカでねえのかと思われる程の小さな不安。それでいて主人公にとってはとても大きな不安。上手い詩のテーマだと思うのですが、日本語ならではの呼吸の浅さがネックとなって、この微妙な詩の心境がイマイチ伝わりきれないのが残念であります。

 2.テンポが気になりました。Aメロのドラムのパターンが、全員入ってきた時と同じ感じで行くなら、もっと上げても良いかもとか思いました。あと、メロやコードの見事な概視感と、詩やボーカルのキャラを最大限に引き出すのはこのキーだったでしょうか?もっとポップ(元気という意味ではないです)でリアルで新しいセクシーなものが、あと一歩の所に転がってる様に思えてなりません。

 3.思い描いている世界観は、詩もメロもサウンドも唄も、とても素晴らしいと思いました。ただ、サウンドにある種のドープ感が足りない感じがします。ここは一つ、各自一個、ディレイなりリバーブなりのエフェクターを買って、その用法に習熟してみて下さい。

 4.ふーむ。80年代歌謡曲調である事に問題はないのですが、Flaskらしさ(そんなに知りもしないですんません)が、特にサウンドで表現出来ればもっと面白い曲になりそうなのですが。

 5.細かい事はともかく、詩も曲も素敵です。どの曲も君達の思い描いてる事は、既にプロレベル(そんなレベルが今時あればの話ですが)だと思われます。あとはそれを実現化する(聴く人間が努力なくその世界観がわかり楽しめる)事。小さな不断の努力に尽きます。ご武運を。

8:東京都 加藤さん 09/12/1
  1. 優しい雨 2. 真夜中のナイチンゲール
Ohji: 「現在、レッスンを受けながらデモテープ作りを行っています。」ということですが、ライブ活動等、人前で歌うことはないのでしょうか?もしそうなら、オープンマイク等に出かけて、ライブで歌う経験も積まれた方が良いと思います。
窪田:1.この曲はハッピーにも悲しくも(例えば不倫?)唄える曲です。どんな歌でもそうですが、詩とメロを体に入れた後、一行ずつ絵コンテの様なものを自分の中で描いてみて下さい。そして情景の行と情感の行に自分なりのプラン(文字だと上手く言えないのですが)を持ってから唄って下さい。まだ音程とかリズムとかしか気が配られていない様な感じが少々しました。

 2.感想は一曲目と同じですが、声質が竹内さんに若干似ている為か、こちらの曲の方が加藤さんにあっている様です。ただ僕としてはオリジナルに似てる事が良いとは思えません。一つ提案ですが、この曲をご自身のものとする為に、今から楽器も練習して(コードだけで良いです)だんな様のお誕生日に心を込めて唄のプレゼントをして泣かせる。といった具体的な目標と対象を持たれてはどうでしょうか?(もっとも、だんな様が優しい方で、加藤さんが唄うだけで胸がいっぱいになってしまう様な方だと、ハードル低すぎになってしまいますけど)

9:東京都 高浜さん 09/12/1
  1. もう一度-Again- 2. 好きだから 他
Ohji: いつものパターンでの応募です。
窪田: 大変楽しく聞かせて頂きました。高浜さんの調子っぱずれの唄や、それに見事に呼応して音程なんて関係なくハモる女性の方も素敵です。ただ、高浜さんはプロ志望の様なので厳しい事を言わせて頂きますが、道は相当遠いと思って下さい。鼻歌の様にして降りて来るメロを紡いで行く作曲方法は良しとしても、高浜さんの中にある音楽の蓄えが、まだ圧倒的に足りない様です。もし本気ならば、次の事を必ずやって下さい。

 1.好きな曲をコピーする×100(メロだけでなく、コード進行や構成も。自分はその曲のどういう所が好きかを感情や気分でなく、具体的に明らかにしていく事)

 2.自分の好きなアーティストが新譜を出したと言って友達に信じてもらえるドラッグを作る。(久保田利伸氏はこれでデビューしています)

 3.高浜さんの歌唱力で、いい曲と思える曲を作る。(自分の唄の不器用さを武器にするのです。不器用な人が歌って良い楽曲なら万人が歌っても良い曲なはず)

 3は練習と云うよりは実践ですが、2辺りまでは、例えば音大に通って卒業後、即戦力で仕事してる子達とかは、22歳までに既にやり終えています。26歳だそうですから急いで下さい。音楽の神に全てを捧げるのです。

10::東京都 エビタイガーさん 09/12/7
  1. 前は光るだけ 2. 約束
Ohji: ギターに比べて歌が小さい部分もありますが、シンプルにロックしていて良いです。これからもいろいろな音楽を聴いて勉強してください。
窪田:1.いいなぁ。バンドで音楽する喜びに溢れてます。メロも詩の韻の踏み方も上手くていい感じです。歌のストレートさが時に裏目に出て少々素人くさくなるのと、韻の上手さに溺れ(笑)、つまりどうゆう詩だったかわかりづらかったのが個人的には残念でしたが直す必要はないと思います。素敵。

 2.サビまでのドラムとベースがもっとラテンだといいのになとか思いました。詩は多分誰か大事な人を失った歌なのではと思いますが(違ってたらすんません)、そのブルースというか悲しさみたいなものがもうちょっと出ると僕好みだと思いました。まぁ、パンクにはそんなものは必要ないかもしれませんが。

 3.タイトルも詩のコンセプトもいいなぁ。レコード会社の人とかなら、これシングルにするからサビにもう一声コーラス足してスピード感の中にも美しさがあるものにしようとか言いそうですな。つまり僕がそう思ってる訳ですが。

 4.個人的に弾き語りで歌いたくなりました。ただ、曲を唄わせて貰うと考えた時に、この詩の持つ抽象性がネックになりそうな気がします。どこか一行、この詩の物語が判る所があると、圧倒的に良い曲になりそうな気もするのですが。

 5.弾き語りはこっちの曲にします(笑)。小品ながら、人が生きる事の感慨を上手く切り出せてるなと思います。拍手。

 6.いい曲。¨また見ない間に君はキレイになった¨の所に少しコード違えたりして泣きが入るといいのにとか思う僕はおっさんです。


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