チャン隊長： ハードポップなギターバンドです。ボーカルも演奏技術もしっかりしています。音楽的には典型的なJ-POP仕上がりになっています。楽曲のクオリティとサウンド面の斬新さがこれからの課題だと思います。

Ohji： 歌もオケもかっちりとした出来上がりで、良いです。いろいろな音が入っていますが、ライブではストレートなギター・バンドになるのでしょうか？

チャン隊長： これはいい！ぐれいと！！　楽曲も演奏もアレンジも録音も、そしてボーカルも、全てがカッコいい。ライブを見たいなあ。個人的な見解ですが、マイノリティとかコンプレックスこそがクリエイティブな欲求の原点なんですよ。

Ohji： 164弾の「MA/U」さんが「真弓瞬」と改名されての応募です。前回ちょっとキーが低い曲がありましたが、今回は声が魅力的に聞こえるキーに設定してあり、丁寧な作りで良いです。

チャン隊長： 歌手志望の方です。カラオケで録音されたようですが、なかなかの歌唱力です。ダイアナ・ロスを取り上げたのも正解でしょう。今はどういった音楽活動をされているのでしょうか。

Ohji： 楽曲を楽しんで、大切に歌いましょう。作詞・作曲者、オリジナル・アーティストを尊敬していれば当然のことと思いますが、曲名は必ず書くようにしてください。

チャン隊長： 個人的には好きですねえ、こーゆーの。金はないけどセンスはある！そんな感じです。ライブでもこの自宅録音の感じが出せればサイコーですね。メンバー探すのが大変そうだけど。

Ohji： ライブ録音のトラックはかっこいいのですが、スタジオでの歌入れは丁寧に作業し、なるべく良いテイクを組み合わせて、ベストテイクを作るようにしてください。

チャン隊長： 女性ボーカル３人編成のポップスユニット。良くできています。ソツがないと言うか。でも、何か物足りない感じがします。アクとかえぐみっていうのも必要なのかもしれません。

Ohji： バラエティに富んだポップな楽曲をオケ同期ライブやアコースティック・バージョンで再現する実力派の3人組です。実際にライブを見て、ダイナミクスを感じてみたいですね。

チャン隊長： 音楽表現者！良い言葉ですねえ。まさにそれを地でいっているかのような、独特な世界観。独学ならではの斬新なサウンドです。演奏技術もしっかりしています。ただひとつ気になったのがボーカルの高音域で喉を閉める歌い方です。素直な発声のほうが、この世界感にマッチすると思います。ギター１本でライブができるんじゃないでしょうか。

Ohji： 声が魅力的なシンガーソングライターさんです。歌う時の過度なビブラートやグリッサンドは嫌いな人が多いので、多くの人々に聴いてもらうには避けた方が良いと思います。

チャン隊長： 「攻撃的なリズムと儚げなメロディ」「アッパーとセンチメンタルのバランス」ふむふむ、なるほど。たしかにそーゆー音楽みたいです。で、儚げとかセンチメンタルの部分は完成度が高いんですが、どうも、攻撃的とかアッパーとかの部分はこなれていない感じです。今後に期待です。

Ohji： 166弾に続いてのデモです。今回は2曲ともギターの人の手によるキャッチーなチューン。キーボードを導入する等して、さらにPOPな路線に向かう曲もアリかもしれません。

チャン隊長： サンプリング＆打ち込み系のインストを４曲送っていただきました。良くできていてカッコいいんですが、やはり主役がいませんねえ。今の状態だと、あくまでも良くできたバッキングトラックです。主役をはれるお仲間を探した方がいいと思います。

Ohji： 「すべてインストゥルメンタルとなります」ということですが、主役になるメロディがありません。以前はヴォーカルを担当されていたのでしたら、次回は唄入りのデモをお願いします。

チャン隊長： シンガーソングライターの方です。ボーカルは悪くありません。確かに声質は武器になるでしょう。で、問題は楽曲です。曲も歌詞もパッとしません。もう、ふたがんばりしましょう。

Ohji： 講師もされているプロフェッショナルのヴォーカリストさんです。甘い声が印象的で、オケもとてもしっかりと創られています。

チャン隊長： 作曲家志望の方です。「最終的には他のアーティストに曲を提供したい」とありますが、と、いうことは歌物の作曲家を志望するということですね。だとすると送られて来たデモ曲はどれも歌ものとしては難しいですねえ。できたメロを実際に歌って確認された方が良いでしょう。

Ohji： この方もインストです。メロディの音色の存在感が弱く感じられる部分もありますが、おもしろい感覚をお持ちです。さらにいろんな音楽を聴いて、勉強し続けてください。