新人発掘・・育成・・それらの作業は大変だが、楽しみでもある。
 デモテープを聴くしんどさや苦しさは、百に一つ、千に一つ、万に一つ顕れる、とんでもなくフレッシュな感性の発見によって喜びに変わる。

 ひるがえって、今の音楽業界・・そのような地道な作業をしているのだろうか?
 どこにそんなヒマあんねん!!!・・・はい、わかりました!そのとおりでございます!
 でも、種をまき、育て、刈り取って出荷するまでの全行程を一元管理できたほうがビジネス効率がいいというのは、ユニクロを例にだすまでもなく、昨今のながれではないだろうか?もちこまれる素材をまって、腕をふるう・・それはもはや過去の手法となってはいまいか。
 アーティスト・事務所・音楽出版社・レコード会社・・・という流れが過去、確かに存在した。しかし今やアーティストの一部は自らレコード会社的なものを用意できるまでになっている。となればその中間に位 置するものの必要性は必然的に減ってくる。アーティストの発掘からレコード販売までを一貫してとらえようとする姿勢や意思を示さない者は市場から退場させられるだろう。「もの」の移動と媒介だけで商売をやってきた商社が冬の時代をむかえているように。

 今や、考えるシェフたちは、少なくとも、自ら栽培まではしないにしても、青果 市場や築地にいって、自ら眼にし、手にとるなど、素材選びを他人まかせにはしない。そのようなシェフの店には行列ができている。
 また、市場に出荷されるほどの量ではないが、現地で消費されている「おいしい」素材もあるだろう。考えるシェフたちはそんな素材をどん欲なまでに探している。
 彼らは異口同音に言っている。「できるだけ、自ら素材を選びたい!」と。
 片や、味わってほしい、使ってほしいと、切実な声をあげている素材もまた存在する。
築地市場には出回らないが、確実に素材として通用するものたちと、それらとの巡り会いを切望するシェフたちとの「出会い系サイト」?を作ろう・・でもどうやって?

 幸いに素材たちはデモテープというかたちで、自らの存在をアピールしようとしている。
 まずは、それらをたくさん集めるところから始まる。人気のあるフリーマーケットにしよう・・でもどうやって?それはフリーマーケットの管理人が誰であって、管理運営規則もはっきりしている信頼のおけるマーケットにすることである。

 管理人は、五人の「考える」シェフたちにその場所を提供し、責任をもって運営するワイエスエムピー・ドット・コムとハッピーゴーラッキー・・これ以上に信頼のおけるフリーマーケットがあるだろうか!
 つぎに、ここにこんなに人気のあるマーケットがここにあるというアピール・・これこそ「出会い系サイト」の出番です。

 ホームページ上での出会いの場・・といっても、出会いを求めている人には2種類あります。一つは制作者サイド(事務所、音楽出版者、レコード会社などがこれにふくまれます)もう一つは消費者サイド(ユーザーってやつですね)しかも現行のマーケットに出回っているものでは満足できないユーザー。
 これら二つの出会い希求者の欲求をみたそうじゃないの、ってのがこのサイトを企画した意味なのです。ただやみくもに、はた迷惑なメールを送りつける出会い系サイトではなく、五人の名料理人が、自信をもって選んだ氏、素性のしっかりした、とびきり新鮮な素材たち・・しかもそれらは買ってすぐに調理ができるまでになっている・・・・としたら・・そこのあなた!ここの出会い系サイトを覗かない手はないですぜ! ところで、SPROUT?・・スプラウト?・・日本語に訳せば「もやし」です!えっ、あの八百屋にあるあの「もやし」ですか?そうです。

 でも、あれは正式には大豆の「もやし」、アルファルファの「もやし」・・それは「かいわれ」と呼ばれてます。ほかにもブロッコリーの「もやし」、そばの「もやし」、ひまわりの「もやし」などなど、食用の「もやし」はたくさんあります。
 そしてそれはいま、大ブームになりつつあるって知ってましたか?「健康のためなら死んでもいい」というほど健康好きのアメリカのスーパーには必ず「もやし」つまり「スプラウト」コーナーがあります。なぜなら種子から発芽した状態(もやし状態)の栄養素は種子の状態のときよりそれぞれ平均で20%以上多くなっているのです。発芽玄米が玄米より栄養学的にすぐれていることと同じことなのです。日本には「食」をまじめに考えている、その名も「もやし研究会」なる団体すらあります。

 デモテープを「種子」とするならば、シェフが手を加えて発芽させた音楽、それが「スプラウト」
 種子を選んで育てる。おいしくて無公害、しかも栄養満点のスプラウトたち・・そんな農作業を楽しみたい。そしてそれらを市場に出して、食べてもらってみんなに健康になってもらいましょう。